カスタムGPTって何?
プログラミングなしで自分専用AIを作る方法と活用アイデア
「作成する」ボタンをクリックして質問に答えるだけ。コードは一行も書かなくていいです。
「カスタムGPTって自分専用のAIが作れるって聞いたけど、プログラミングができないと無理?」——全然無理じゃありません。ChatGPTの「作成する」ボタンをクリックして、質問に答えるだけ。コードは一行も書きません。「料理AIが欲しい」「英語を添削してくれる先生AIが欲しい」——そういう望みが、今日30分で形になります。
- カスタムGPTとは何か・通常のChatGPTと何が違うのか
- プログラミングなしでカスタムGPTを作る手順(30分で完成)
- 「料理AI」「英語添削AI」「読書メモAI」の具体的な設定例
- 毎回同じ前提説明をする手間がなくなる「自分専用AI」の使い方
「作ってみたいけどハードルが高そう」ネットに溢れる声
「カスタムGPTを自分で作れるって聞いたが、プログラミング知識が必要なのか気になって踏み出せない。料理レシピ専用のAIを作りたいんだけど、初心者でも作れる?」
「ChatGPT Plusに入ったのでカスタムGPTを試したいのですが、どこから始めればいいのかわかりません。エンジニアじゃなくても使えますか?」
「カスタムGPT作ってみたら、毎回「あなたは料理の専門家です」って説明しなくていい。最初から設定してあるから。これもっと早く知りたかった」
「毎回説明しなくていい」——これがカスタムGPTの最大の恩恵です。通常のChatGPTでは「あなたは〇〇の専門家です。私は初心者です。〜のスタイルで答えてください」という前置きを毎回書く必要があります。カスタムGPTはその設定を一度保存しておくだけで、次から何も言わなくてもいい。これだけで使い方が変わります。
通常のChatGPT vs カスタムGPT——何が変わるか
| 比較項目 | 💬 通常のChatGPT | ⚙️ カスタムGPT |
|---|---|---|
| 毎回の 前置き |
「あなたは〇〇の専門家です。〜のスタイルで返してください」を毎回書く必要がある | 一度設定すれば次から不要。起動するだけで設定済みの前提で動く |
| 専門知識 の設定 |
毎回「私は〇〇が苦手です。中学生でもわかるように説明してください」と書く必要がある | 「このAIは〇〇に特化していて、初心者向けに説明する」という設定を一度で完了できる |
| ファイル・ 知識の保存 |
PDFや資料を毎回アップロードする必要がある | よく参照するPDF・マニュアル・知識ベースをあらかじめ登録しておける |
| 作成・ プログラミング |
不要(そのまま使える) | コード不要。質問に答えるだけで作成できる。有料版(Plus以上)が必要 |
「起動するだけで設定済みの前提で動く」——これが毎日使う人にとっての実感です。ChatGPT Plusに入っていて「毎回同じ前置きを書くのが面倒」という感覚があるなら、カスタムGPTは今日から試す価値があります。
カスタムGPTを作るプロンプト・設定例3つ
① ChatGPTにログイン(Plus以上のアカウント)
② 左サイドバーの「GPTを探す」→画面右上の「作成する」をクリック
③ 「GPTを構成」画面で以下を入力:
・名前:(例:料理アドバイザー)
・説明:(例:冷蔵庫の食材から料理を提案するAI)
・指示(最重要):(例:あなたは料理の専門家です。ユーザーが食材を伝えると、その食材で作れる簡単なレシピを提案してください)
④「保存」して完成。次からはサイドバーから名前をクリックして起動するだけです。
⚠️ カスタムGPT作成・利用にはChatGPT Plus以上(月額約3,000円)が必要です。
【カスタムGPT「料理レシピ提案AI」の「指示」設定文】
(カスタムGPT作成画面の「指示」欄にそのまま貼り付けてください)
あなたは家庭料理の専門家です。以下のルールで動いてください:
【役割】
ユーザーが食材を伝えると、その食材を使った簡単なレシピを提案してください。
【回答スタイル】
・料理名 → 材料(人数分の分量付き)→ 手順(3〜5ステップ) の順番で
・難しい料理用語は使わず、料理初心者でもわかる言葉で
・所要時間の目安も必ず添えてください
・一度に3品まで提案する
【特別ルール】
・ユーザーが「アレルギー:〇〇」と書いた場合は、その食材を含まないレシピのみ提案
・「時短で」と書いた場合は20分以内で作れるレシピを優先
・「節約で」と書いた場合は食材費が500円以内の献立を優先
→ この設定を「指示」欄に貼り付けて保存するだけで
「冷蔵庫の食材を伝えると料理を提案してくれるAI」が完成します
【カスタムGPT「英語添削先生AI」の「指示」設定文】
(カスタムGPT作成画面の「指示」欄にそのまま貼り付けてください)
あなたは親切な英語の先生です。以下のルールで動いてください:
【役割】
ユーザーが英語の文章(メール・エッセイ・日常会話)を送ると、
丁寧に添削して改善した文章を提案してください。
【回答の形式】
① 添削後の文章(そのまま使える完成版)
② 修正したポイントと理由(日本語で3点まで)
③ 特に良かった部分(自信をつけるため)
【ユーザーへの接し方】
・日本語で説明する
・間違いを指摘するときは「〇〇の方が自然です」という提案型で
・文法的なルールを押しつけず「こちらの方がネイティブに近いです」という説明を
・TOEIC600点程度のレベルを前提とした説明で
→ 「英語を書いて送るだけで添削してくれる先生AI」が完成します
毎回「あなたは英語の先生です」と書く手間がなくなります
【カスタムGPT「読書メモ整理AI」の「指示」設定文】
(カスタムGPT作成画面の「指示」欄にそのまま貼り付けてください)
あなたは読書のパートナーAIです。以下のルールで動いてください:
【役割】
ユーザーが読んだ本の「気になった文章・気づき・感想」を送ると、
それを整理して活用できるメモに変換してください。
【回答の形式】
① 本の学び(3行で要約)
② 実生活で使えるアクション(今日から試せる3つのこと)
③ この本を誰かに薦めるとしたら一言
【特別なルール】
・ユーザーが「仕事に活かしたい」と書いた場合は、職場での応用シーンを加える
・ユーザーが「この本のテーマについてもっと知りたい」と書いた場合は
関連する書籍を2〜3冊提案する(ジャンルに合わせて)
・「まとめて保存したい」と書いた場合はMarkdown形式で整理する
→ 「読んだ気づきを貼り付けるだけで整理してくれるAI読書ノート」が完成します
3つの「指示」設定文はどれもコピペするだけで使えます。カスタムGPTを作る際の最大のポイントは「指示(Instructions)の質」です。「役割・回答の形式・特別なルール」という3つのブロックで書くと、AIの動作が安定して毎回同じ品質で使えるカスタムGPTになります。
カスタムGPTについてよくある疑問
| カスタムGPTは無料版でも作れる? | 作成・利用にはChatGPT Plus以上(月額約3,000円)が必要です。無料版では他の人が作ったカスタムGPTを「GPTストア」で探して使うことはできますが、自分で作成することはできません(2026年4月時点)。「毎回同じ設定を書いていて手間だ」と感じているなら、Plusに入って自分のカスタムGPTを作るコスト効果は十分あります |
| 作ったカスタムGPTは他の人に見える? | 公開設定を選べます。「自分だけ」「リンクを知っている人だけ」「全員公開(GPTストアに掲載)」の3段階から選べます。個人的に使うだけなら「自分だけ」に設定すれば他の人には見えません。自信がついたら公開してみるのも面白い使い方です |
| カスタムGPTに資料・マニュアルをアップロードできる? | できます。PDFや文書ファイルを「知識」として登録しておくと、カスタムGPTがその資料を参照して回答してくれます。「自社のよくある質問集」「マニュアル」「料理本のレシピ一覧」などを登録しておくと、その内容に基づいて回答するカスタムGPTが作れます |
| 作ったカスタムGPTが意図した通りに動かない場合は? | 「指示(Instructions)」の改善で大部分が解決します。「想定と違う回答が出た」→「指示を具体的に追加する」という繰り返しで精度が上がります。「〇〇という場合は△△してください」という例外ケースを指示に追加するのが最も効果的な改善方法です。作って終わりではなく、使いながら育てる感覚で設定を調整してください |
| カスタムGPTとカスタム指示(System Prompt)は何が違う? | カスタム指示(設定→パーソナライズ)はすべてのChatGPT会話に適用されるグローバルな設定です。カスタムGPTは用途ごとに別々のAIとして作る個別の設定です。「英語添削用」「料理用」「仕事用」と複数作り分けることができ、それぞれ独立して動きます。日常のすべての会話に反映させたい設定→カスタム指示、特定の用途に特化させたい→カスタムGPT、という使い分けが基本です |
自分専用AIを育てる3ステップ
「毎回同じ前置きを書いている質問」を1つ選んで、カスタムGPTを作る
「毎回この説明から始めているな」という使い方がある人は、それをカスタムGPTにする絶好のチャンスです。料理・英語・読書・仕事の資料整理——どれか1つ選んで、上の設定例を参考に「指示」欄に入力して保存しましょう。30分でできます。
「ここがちょっと違う」という部分を見つけたら「指示」を追加・修正する
作って終わりではなく「使いながら育てる」のがカスタムGPTの使い方です。「なんか思ってたのと違う答えが返ってきた」というとき、その例外ケースを「〇〇の場合は△△してください」という形で指示に追加しましょう。3〜5回の修正で、かなり自分好みの動作になります。
「料理AI」「英語AI」「仕事AI」と用途別に複数作って使い分ける
カスタムGPTは複数作れます。「今日のAIは料理の相談をする日」「今日は英語の練習をする日」という感じでサイドバーから使い分けましょう。毎回設定を変える手間がなくなり、起動するだけで専門家モードになる体験が積み重なります。
自分専用AIが育つと、こんな変化があります
「毎回前置きを書く手間」から「起動するだけで専門家AIが使える」へ
「毎回の前置き」がなくなることで、AIとのやり取りが最初の一言から本題に入れるようになる
「料理AI・英語AI・仕事AI」と目的別のAIが育ち、用途に合わせて選ぶだけで最適な専門家が手元にいる状態になる
「指示を書いて育てる」体験が積み重なり、「AIに何をどう伝えれば動くか」という感覚が自然に身につく
「カスタムGPTはエンジニア向け」という先入観が消えて、「自分もAIを設計できる」という感覚が生まれる
ここまでのまとめ
📌 この記事の要点
- カスタムGPTは「作成する」をクリックして質問に答えるだけ——プログラミングは一行も不要
- 「毎回同じ前置きを書いている」問題が解決する——起動するだけで設定済みの前提で動く
- 「役割・回答の形式・特別なルール」の3ブロックで指示を書くと動作が安定する
- 作って終わりではなく「使いながら育てる」——例外ケースを追加するたびに精度が上がる
- 料理・英語・読書・仕事など用途別に複数作り分けられる——有料版(Plus以上)が必要
「プログラミングができないから無理」は今日終わりにしましょう。ChatGPT Plusに入っているなら、今日左サイドバーの「GPTを探す」→「作成する」を開いて、1つめのコピペ設定を貼り付けてみてください。30分後に「料理の前置きを毎回書かなくていいAI」が完成します。
今日やること:「毎回書いている前置き」を1つ思い浮かべて、ChatGPTの「作成する」画面を開く。
1つめの設定例をコピペして「保存」するだけで、今日から自分専用AIが使えます。

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