ボイスメモで録音したのですが、文字起こしの項目が見当たりません。解説どおりにやっても、その画面が出てこないのです
——Appleサポートコミュニティ / 60代男性
アプリはこれ以上増やしたくありません。iPhoneに最初から入っているもので、文字起こしはできないのでしょうか
——教えて!goo / 40代女性
文字起こしは出たけど、句読点なしの一本道で読みづらすぎる…これ、どうやって使うんだ
——Threads / 30代男性
ボイスメモの文字起こし、項目が出てこないのはなぜ?
手順を読みながら同じ場所をタップしているのに、その項目だけが見当たらない。自分のやり方が悪いのかな、と思ってしまいますよね。
でも、たいていの場合は操作の問題ではありません。条件を満たしていないと、そもそもメニューが出てこないんです。
使える機種と言語が決まっている
Appleの公式ガイドによると、ボイスメモの文字起こしが使えるのはiPhone 12以降です。言語は、日本語を含む10前後の言語に対応しています(2026年9月現在)。
同じガイドには、一部の国や地域では利用できない、とも書かれています。機種が古い、iOSが古い、このどれかに当てはまると、画面に項目が出ません。
Apple Intelligenceがなくても、文字起こしはできる
ここ、勘違いしやすいところです。文字起こしそのものは、Apple Intelligenceに対応していない機種でも使えます。
公式ガイドでApple Intelligenceが必要とされているのは、文字起こしを要約したり、文章を整えたりする作文ツールのほうです(2026年9月現在)。要約はAIに、文字起こしはiPhoneに、と分けて考えると分かりやすいですね。
古い録音も、開けば文字になる
これは知っておくと得をします。公式ガイドによると、iOS 17以前に録音したデータでも、開いたときに人の声が入っていれば、自動で文字起こしされます。
昔の会議や講演の録音が眠っているなら、ためしに開いてみてください。文字になれば、あとから探すのがぐっと楽になります。
まず確認、それから録音。アプリは増やさなくて大丈夫
やることは順番に3つです。自分のiPhoneで使えるかを確かめて、置き方を変えて録音して、出てきた文字をAIで読める形に整える。
文字起こしは、出てきたままだと読みにくいんですよね。でも、整えるところだけChatGPTやGeminiに任せれば、新しいアプリを入れずに最後までいけます。
自分のiPhoneで使えるか確かめる
「設定」→「一般」→「情報」を開くと、機種名とiOSのバージョンが並んでいます。iPhone 12より前の機種だと、文字起こしの機能はありません。
iOSが古い場合は、更新すれば使えるようになることがあります。ボイスメモのアプリは、ホーム画面の「ユーティリティ」フォルダの中にあります。見当たらないときは、画面を下にスワイプして検索すると早いです。
条件を満たしていないときは、iPhoneの標準の「メモ」アプリにも録音の機能があります。文字起こしまで出るかは機種とiOSによって変わるので、一度ためしてみてください。
録音は、机の真ん中ではなく話す人の近くに
文字起こしの精度は、録音の時点でほぼ決まります。iPhoneは机の真ん中ではなく、いちばん聞き取りたい人の近くに置いてください。
ケースや書類でマイクをふさがないこと、エアコンの真下を避けることも効きます。録音中は画面をスワイプすると、文字になっていく様子をその場で確認できます。
文字起こしを読める形に直す
録音を開いて文字起こしをコピーしたら、ChatGPTやGeminiに貼ります。ここで欲しいのは、内容を足さずに読みやすくすることだけです。
次はスマホで録音した音声の文字起こしです。
句読点がなく読みにくいので、意味を変えずに読める形に直してください。
・言い間違いや「えー」「あの」は削ってください
・内容は足さないでください
(ここに貼る)
「内容は足さないで」がないと、話していないことまで書き足されることがあります。ここは毎回入れてください。
長い録音から、要点だけ抜き出す
次は60分の打ち合わせの文字起こしです。
あとで見返す用に、話題ごとの見出しをつけ、各見出しの下に3行でまとめてください。
・決まっていないことは「未決」と書いてください
(ここに貼る)
「未決」と書く場所を作っておくのがコツです。決まったことと決まっていないことが混ざらず、次の打ち合わせの持ち物がはっきりします。
変換がおかしい箇所を直す
文字起こしの中に、明らかに変換がおかしい箇所があります。
前後の文から見て、正しくは何と言っていた可能性が高いか、候補を3つ挙げてください。
・断定はしないでください
(ここに貼る)
社名や商品名、専門用語は間違いやすいところです。候補を出してもらって、選ぶのは自分。ここを任せきらないのが、あとで困らないコツです。
ひと手間かけると、こう変わります
| 場面 | そのままだと | ひと手間かけると |
|---|---|---|
| 文字起こしの見た目 | 句読点がなくて読みにくい | 読める文章に整って、そのまま共有できる |
| 長い録音 | 全部読み返すことになる | 話題ごとの見出しと3行まとめで済む |
| 変換ミス | 意味が通らないまま残る | 候補を3つ出してもらい、自分で選べる |
| あとで探すとき | 録音を聞き直して探す | ボイスメモの検索で、文字から探せる |
| アプリ | 新しいアプリを入れて覚え直す | 入っているアプリだけで完結する |
最後の行が、この方法のいちばんいいところです。アプリを増やさずに、録音から要点までたどり着けます。
専用ツールに移るのは、この3つに当てはまったとき
とはいえ、ボイスメモで無理をしないほうがいい場面もあります。私の目安は次の3つです。
- 録音が30分を超える打ち合わせが、毎週ある
- 話す人が3人以上で、誰の発言かを分けて残したい
- 専門用語や社名が多く、変換ミスの直しに時間がかかる
ひとつでも当てはまるなら、議事録用のツールを調べる価値があります。逆に当てはまらないなら、ボイスメモで十分です。
録音から文字起こしまでの進め方
- STEP1今日
「設定」→「一般」→「情報」で、機種名とiOSのバージョンを確認します。そのあとボイスメモを開いて、30秒だけ試し録音してみてください。文字起こしが出れば、準備は完了です。
- STEP2次の打ち合わせで
iPhoneを話す人の近くに置いて録音します。終わったら文字起こしをコピーして、1つ目の文をそのまま貼るだけ。読める形に整った文章が返ってきます。
- STEP3慣れてきたら
長い録音は2つ目の文で要点だけ抜き出し、気になる言葉は3つ目の文で候補を出してもらいます。ここまでできれば、議事録づくりはかなり楽になります。
録音が毎週30分を超えるようになったら、専用ツールを調べるタイミングです。無理にボイスメモで粘る必要はありません。
ここまでできるようになります
- アプリを増やさずに、録音から文字起こしまで終わる
- 打ち合わせのメモを取らずに、話に集中できる
- 「あの話、いつ出たっけ」を、録音の検索ですぐ探せる
- 長い録音でも、要点だけ3行で見返せる
この記事で紹介したボイスメモの対応機種や言語、Apple Intelligenceの条件は、2026年9月現在のAppleの公式ガイドで確認した内容です。仕様や画面は変わることがあるので、見つからないときは公式のユーザガイドをご確認ください。
打ち合わせや会話を録音するときは、相手にひとこと断ってからにしてください。仕事で使う場合は、職場のルールもあわせてご確認ください。
これだけ確かめれば大丈夫
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 機種 | iPhone 12以降か(設定→一般→情報で確認) |
| iOS | バージョンが古くないか。古ければ更新する |
| 置き方 | 机の真ん中ではなく、話す人の近くに置いたか |
| 整え方 | 「内容は足さないで」と伝えて、読める形に直したか |
| 切り替え | 30分超・3人以上・専門用語が多いなら、専用ツールも検討したか |
文字起こしのために、新しいアプリを探しに行く必要はありません。まずは30秒の試し録音から。文字が流れていくのを見ると、ちょっと感動しますよ。


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