難しい本をAIで理解したい。
ChatGPTとNotebookLMで読書の壁を突破する方法
「ここがわからない」と貼り付けるだけでAIが先生になります。読書の壁はもう障害じゃない。
「本を買ったのに、読んでいても内容が頭に入ってこない」「専門用語が多くて何が言いたいのかわからない」——この感覚、すごくよくわかります。本が難しいのは、あなたの理解力の問題じゃありません。AIに「ここがわからない」と貼り付けるだけで、先生のように噛み砕いて教えてくれます。読書の壁を越える道具として、今日からAIを使いましょう。
- 難しい文章をAIに理解させてもらう「貼り付け→質問」の使い方
- 本を読む前・読みながら・読んだ後の3段階AI活用法
- NotebookLMでPDFの本を対話的に学ぶ方法
- AIを読書の先生として使い続けるためのプロンプト例
「読んでも理解できない…」ネットに溢れる声
「経済の本を買ったが、専門用語が多すぎて理解できない。AIに本の内容を教えてもらうことってできるの?調べる手間が省けるなら試したい」
「哲学の本を読んでいますが、意味がわからない段落ばかりで読み進められません。ChatGPTにわからない箇所を貼り付けて説明してもらうと効果的ですか?」
「読書が続かない理由のひとつが「難しくて理解できない」こと。ChatGPTに聞きながら読んだら、初めてちゃんと理解できた気がする。もっと早く使えばよかった」
「初めてちゃんと理解できた気がする」——これが読書×AIの正直な感想です。難しい本を一人で読み解こうとするより、AIに隣で教えてもらいながら読む方が圧倒的に理解が深まります。特に「ここがわからない」と感じた瞬間に、その文章をそのままAIに貼り付けるのが最速の突破口です。
「一人で読む」vs「AIと一緒に読む」——理解度の違い
| 読み方 | ❌ 一人で読むパターン | ✅ AIと一緒に読むパターン |
|---|---|---|
| 難しい箇所 | わからない部分で止まる→読む気が失せる→放置する | わからない箇所をコピペしてAIに貼り付ける→「中学生でもわかるように説明して」で即解決 |
| 専門用語 | 検索して調べる→脱線する→本に戻れなくなる | 「この用語を日常の言葉に言い換えて」とAIに聞くだけ。読書の流れを止めずに理解できる |
| 読後の活用 | 「読んだ気がするけど何も残っていない」という感覚で終わる | 「この本の教訓を私の仕事(〇〇)でどう活かせる?」と聞いて具体的な行動に落とし込む |
「わからない箇所で止まって放置する」——読書が続かない理由の大半はここです。AIを使うと「わからない→検索→脱線→戻れない」というループが消えて「わからない→AIに聞く→すぐ解決→読み進める」になります。本を最後まで読み切れる確率が上がります。
読書の壁を突破するプロンプト3つ
① 読む前(概要をつかむ):「〇〇という本のテーマと主要な主張を3分でわかるように説明して」
② 読みながら(詰まったら即質問):わからない段落をコピペして「この部分を中学生でもわかるように説明して」
③ 読んだ後(実生活に落とし込む):「この本の最も重要なメッセージを3つと、私(〇〇という仕事)でどう活かせるかを教えて」
→ 本を読む作業が「一方的に読む」から「AIと対話しながら理解を深める」に変わります
【難しい文章をわかりやすく説明させるプロンプト】
(わからない段落・文章をコピペして、以下と一緒に送る)
以下の文章の意味がわかりません。以下の条件で説明してください:
【わからない文章】
(ここにコピペした文章を貼り付け)
説明の条件:
① 中学生でもわかるような言葉で
② 難しい専門用語は日常の言葉に言い換えて
③ 「つまりどういうこと?」を一文で
④ 身近な例え話で説明(できれば日本人に馴染みやすい例で)
→ 「つまり〇〇ということなんですね」という確認の返し方で
理解できているか自分でチェックできます
【本全体のポイントを把握するプロンプト(読む前に使う)】
以下の本について、読む前に概要を教えてください:
本のタイトル:(例:「ファスト&スロー」「嫌われる勇気」「影響力の武器」)
教えてほしいこと:
① この本が一番伝えたいメッセージ(1〜2文)
② 著者が主張していること(3つの主要なポイント)
③ この本が「役に立つ人・役に立たない人」の特徴
④ 読む前に知っておくと理解が深まる背景知識
→ 読む前に概要をつかんでおくと、本の内容が頭に入りやすくなります
「この本は〇〇の章から読んだ方がいい?」という質問も有効です
【NotebookLMでPDF版の本を対話的に学ぶプロンプト】
(電子書籍・PDF版の本をNotebookLMにアップロードしてから以下を送る)
① notebooklm.google.com にアクセス(無料・Googleアカウントのみ)
② 「New notebook」→「Add source」でPDF版の本をアップロード
③ チャット欄に以下を入力:
「この本を以下の流れで教えてください:
まず:この本全体の要点を3行で教えてください
次に:私が最も理解を深めたいテーマは「〇〇」です。
この本の中でそのテーマに関連する最も重要な部分を
引用箇所のページ番号付きで教えてください
さらに:この本の著者が言っていることに対して「反論」や「例外」はありますか?
あれば、その部分も引用付きで教えてください」
→ 教科書のように「参照ページ付きの回答」が出てきます
「第3章をもっと詳しく」「ここに出てくる〇〇とはどういう意味?」で深掘りできます
3つめのNotebookLMプロンプトが、難しい専門書・学術書で特に威力を発揮します。「この本の著者の主張に対する反論も教えて」という質問が特にユニークで、本の内容を批判的に読む訓練にもなります。「この本、本当にそう言っているの?」という視点で読むと、理解が一段深まります。
読書×AIについてよくある疑問
| 本の文章をコピペしてAIに送るのは著作権的に大丈夫? | 少量の引用を個人的な理解・学習目的で使うことは、多くの場合著作権法上の問題が生じにくいと考えられていますが、法的な確定的な判断はできません。1段落程度をコピペして自分の理解を深める用途での使用は、本の内容を丸ごとAIに入力するのとは性質が異なります。商業目的での利用や、大量の文章のコピーは避けましょう(No.23参照) |
| AIが本の内容を間違えて説明することはある? | あります。AIは「貼り付けた文章の範囲内で説明する」ときは比較的正確ですが、「本全体の内容を知っているかのように語る」ときはハルシネーション(誤情報)が起きることがあります。「この本のタイトルを知っているから内容を知っているだろう」という期待は禁物です。本から直接コピペして質問する方が精度が上がります(No.09参照) |
| AIに説明させると「自分で読まなくていい」という依存にならない? | 程度問題です。AIはあくまで「補助ツール」として使うのが健全です。「全部AIに教えてもらう」より「理解できた部分は自分で進み、詰まったときだけ聞く」スタイルが本の理解を最も深めます。AIに頼りすぎると「読んだ気になるだけ」になりやすいため、「AIが説明してくれたこと」を自分の言葉で言い直す習慣も大切です |
| 紙の本でもAIと一緒に読める? | できます。紙の本の場合は「気になった段落をスマホで写真に撮る→ChatGPTにアップロードして説明を求める」という流れが使えます(No.52・マルチモーダル参照)。または気になった部分をスマホのメモ帳にタイプして貼り付ける方法でもOKです |
| 英語の本でもAIと一緒に読める? | 特に効果的です。英語の段落をコピペして「この文章を日本語で、中学生でもわかるように説明して」と送るだけで、英語原文の読み込みと日本語での理解が同時にできます。英語の専門書・学術論文・ビジネス書をAIと一緒に読む方法は、英語力に関係なく内容を把握できる実用的な読書術です(No.51参照) |
AIを読書の先生にする3ステップ
今読んでいる(または放置している)本の難しい一段落をコピペしてAIに送る
本棚で眠っている本・途中で止まっている本・難しくて積ん読になっている本を一冊開いて、わからなかった段落を1つコピペしてChatGPTかClaudeに送ってみましょう。1つめのプロンプトを使って「中学生にわかるように」と指定するだけで、スラスラ理解できる説明が返ってきます。
「読む前の概要質問→読みながら詰まったら質問→読後に応用質問」の3段階を試す
次に本を読むとき、2つめのプロンプトでまず概要をつかんでから読み始めましょう。読みながら詰まったら1つめのプロンプトで即質問。読み終わったら「この本の教訓を私の生活でどう活かせる?」と聞く。この3段階が定着すると、本の理解度と活用度が格段に上がります。
NotebookLMにアップロードして「対話式の読書」を体験する
電子書籍・PDF版の本があれば、NotebookLMにアップロードして3つめのプロンプトを試してみましょう。「著者の主張に反論はある?」という批判的な読み方もできるようになります。本との向き合い方が「受動的に読む」から「能動的に対話する」へと変わります。
AIと一緒に読む習慣が定着すると、こんな変化があります
「難しくて途中で止まる」から「AIと一緒に最後まで読み切れる」へ
詰まったらすぐAIに質問できるようになり、積ん読になっていた本を最後まで読み切れるようになる
読後に「実生活での応用」を毎回AIに聞く習慣がつき、「読んだけど何も残らない」読書がなくなる
英語の専門書もAIと一緒に読めるようになり、読める本の選択肢が言語を超えて広がる
「著者の主張への反論も知る」批判的読書が身につき、本の内容を鵜呑みにせず自分の視点で読む力がつく
ここまでのまとめ
📌 この記事の要点
- 難しい段落はコピペして「中学生でもわかるように説明して」と送るだけ——即座に解決できる
- 「読む前の概要→読みながら質問→読後の応用」の3段階でAIを使うと理解度が格段に上がる
- NotebookLMにPDF版の本をアップロードすると、ページ番号付きの対話式読書が実現する
- 「著者の主張に反論はある?」と聞く批判的読書で、本の内容を多角的に理解できる
- 英語の本でも「日本語で中学生にわかるように」という指定で、内容を把握しながら読める
「難しくて読めない」は今日終わりにしましょう。今日、積ん読になっている本の一番難しそうな段落を1つコピペしてChatGPTに送ってみてください。説明が返ってきた瞬間、「あの本をまた読んでみよう」という気持ちが出てくるはずです。
今日やること:積ん読になっている本から難しい段落を1つコピペして「中学生でもわかるように説明して」とChatGPTかClaudeに送る。
理解できた感覚が、読書を再開させてくれます。

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