Notion AIを買ったのに使ってない。ChatGPTと何が違うの?本当の使い分けを整理する
「Notion AIを月額で契約したけど、結局ChatGPTを使ってしまって全然使っていない。お金がもったいないけど、どう使えばよかったのかわからない」
——Yahoo!知恵袋より / 30代・フリーランス
「Notion AIってChatGPTと何が違うの?同じAIをわざわざNotionの中で使う意味ある?無駄な費用払ってる気がしてきた」
——Xより / 20代・会社員
「Notion AIの使い方がわかったのは「自分のNotionの中身を横断検索できる」という機能を知ってから。過去の議事録・読書メモ・アイデアノートをまとめて「これに共通するテーマを教えて」と聞けるのはChatGPTでは絶対できない」
——Xより / 30代・プロダクトマネージャー
「自分のNotionの中身を横断検索できる」——これがNotionAIとChatGPTの本質的な違いです。ChatGPTは「世界の情報」を知っていますが、あなたのNotionに入っている5年分の読書メモや議事録の中身は知りません。Notion AIは逆に「あなたが蓄積した情報」が使えます。
「ChatGPTがあるからいらない」と感じてしまうのは、Notion AIをChatGPTの代替として使おうとしているからです。Notion AIはChatGPTの代替ではなく、「自分の知識ベース専用のAI」として使うものです。今日、この使い分けを整理します。
Notion AIとChatGPT——何が根本的に違うか
使い分けのシンプルな原則
・Notion AI → 「自分のNotionに蓄積した情報を使う」場面
→ 過去の議事録・読書メモ・アイデアノートの横断検索・要約・活用
→ 既存のNotionページを選択してワンクリックで要約・アクション抽出
→ 「自分専用の知識ベース」と会話する
・ChatGPT・Claude → 「広い世界から情報を引っ張ってくる」場面
→ 自分のNotionに書かれていない情報・最新ニュース・専門知識
→ 文章作成・アイデア出し・調査・コーディングなどの汎用作業
→ 外部の情報と自分の状況を組み合わせる作業
両方を使うことで「自分の知識資産(Notion)×世界の情報(ChatGPT等)」の組み合わせが実現します。どちらかを捨てる話ではありません。
Notion AIの価値は、長年Notionに溜めてきた情報の量に比例します。使い始めて間もない・ほとんど情報を入れていないという場合はメリットが薄いのが正直なところです。逆に「Notionを数年使ってきたけど、過去のメモをうまく活用できていない」という人にとっては、Notion AIが一気に価値を発揮します。
Notion AIの「本当の使い方」プロンプト3つ
プロンプト① 自分のNotionを横断検索・横断要約する(Notion AI Ask機能)
(Notion AIの「Ask AI」機能でNotionの検索バーやページ内から使う)
【使い方の例】
質問:「私の過去の議事録から、〇〇(プロジェクト名・テーマ)に関係するものをまとめて」
質問:「読書メモの中で、リーダーシップについて書いたものをすべて教えて」
質問:「先月のアイデアノートから、まだ実行していなさそうなアイデアを抽出して」
質問:「この半年で私が最も繰り返し書いているテーマは何か教えて」
【ChatGPTではできない理由】
→ ChatGPTはあなたのNotionの中身を知らない
→ Notion AIはあなたが蓄積したすべてのノートを参照できる
→ 「自分の過去の考えや決定を振り返る」という作業がワンクリックになる
【使うべき場面】
・プロジェクトの振り返り・過去の決定の確認
・分散したメモから共通テーマを見つける
・「あの会議で何を決めたっけ?」という確認
・学んだことの棚卸し・自分の思考パターンの発見
この「横断検索」こそがNotionAIとChatGPTの最大の違いです。ChatGPTに「先月の議事録を要約して」と聞いても、先月の議事録のテキストをコピペして渡さない限り答えてくれません。Notion AIは渡さなくてもNotionの中を読んで答えてくれます。
プロンプト② 既存のNotionページを選択してワンクリックで整理する
(Notionのページ内でテキストを選択または「スペースキー」でAIメニューを呼び出す)
【よく使う操作パターン】
・長い議事録ページを選択して「要約して」
→ 30分の会議内容が3〜5行にまとまる
・プロジェクトのメモページで「次のアクションを抽出して」
→ ToDo・担当者・期限がリスト化される
・アイデアが散らかったページで「カテゴリ別に整理して」
→ 似たアイデアをまとめてくれる
・読書メモのページで「重要なポイントを箇条書きにして」
→ 後から見返しやすい形に整形される
【コツ】
→ テキスト全体を選択した状態で「AIを使う」ボタンをクリックする
→ Notionのページを「素材」として、AIが「整理する」という分担
【ChatGPTとの違い】
→ ChatGPTではコピペが必要
→ Notion AIはNotionの中で完結するため、コピペの手間がゼロ
議事録・プロジェクトメモ・アイデアノートが既にNotionにある人は、このワンクリック整理が一番すぐ使えます。長くなったページを選択して「要約して」とするだけで、内容が3〜5行に圧縮されます。会議後の議事録整理がChatGPTへコピペする手間なく完結します。
プロンプト③ Notionの知識ベースをもとに「次の行動」を考える
(Notion AIのAsk機能で、自分の蓄積情報を参照しながら考えるための質問)
【例1:プロジェクトの現状把握と次のステップ】
「〇〇プロジェクトに関する過去のメモを参照して、
現在の状況をまとめて・次にやるべきことを3つ提案して」
【例2:自分のアイデアと外部情報を組み合わせる】
(NotionのアイデアメモをAIに確認させた後、ChatGPTに切り替えて)
「私のアイデアメモにある「〇〇」というコンセプトについて、
最新の市場トレンドや競合情報を調べて関連性を教えて」
【例3:学習の振り返りと抜けているもの確認】
「私の読書メモ・学習ノートを見て、
よく出てくるテーマと、逆にまだカバーしていない関連テーマを教えて」
【使い分けのポイント】
→ Notion AI:自分の蓄積情報を使う質問
→ ChatGPT:外部の最新情報が必要な質問
→ 両方を組み合わせる:Notionで現状確認→ChatGPTで外部情報を補完
Notion AIとChatGPTは「どちらか一方」ではなく「リレー」として使うのが最も強い形です。「Notionで自分の状況を把握→ChatGPTで外の世界から情報を補完」という流れが、自分の知識と世界の情報を組み合わせる理想的なワークフローです。
Notion AIとChatGPTの使い分けビフォーアフター
| 場面 | Notion AI未活用(ChatGPTだけ) | Notion AI + ChatGPT使い分け後 |
|---|---|---|
| 過去の議事録確認 | Notionを検索→コピペ→ChatGPTに貼り付けて質問 | Notion AIに「先月の〇〇会議をまとめて」と聞くだけで完結 |
| アイデアの棚卸し | 散らかったNotionのページを開いて手作業で整理 | Notion AIに「過去のアイデアから未実行のものを抽出して」とワンクリック |
| 学習の振り返り | 読書メモをバラバラに見返す・どう学んだか把握できない | Notion AIで「読書メモ全体のテーマ・学んだこと」を横断まとめ |
| 最新情報の調査 | ChatGPT・Perplexityで調査(正しい使い方) | ChatGPT・Perplexityで調査(ここはNotionAIでは不可・使い分けが完成) |
Notion AIについて、よくある疑問
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| Notion AIの料金は?使う価値がある? | 2026年5月時点では月額10ドル前後です(プランによって異なる)。Notionに多くの情報を蓄積している人には価値が高く、逆に使い始めたばかり・情報量が少ない場合はChatGPT無料版の方がコスパが高い場合があります。最新の料金はnotion.soで確認してください |
| Notion AIはClaude Projectsと何が違う? | Claude ProjectsはClaudeに特定の指示・資料を設定して専属AIを作る機能(No.134参照)。Notion AIはNotionアプリに統合されており、Notion内のすべてのページをそのまま参照できる点が大きな違いです。「Notionをメインで使っている人」にはNotion AIが自然な選択肢です |
| ChatGPTのMCPでNotionと連携すれば同じことができる? | できる部分もありますが、設定の手軽さが違います。Notion AIはNotionの中で完結しており、ページ選択してワンクリックという操作感はMCP連携より直感的です。MCPはより細かい制御ができますが、設定の手間がかかります(No.126参照) |
| Notionにあまり情報が入っていない場合は使う意味がない? | 横断検索・横断要約の機能は蓄積量に比例します。ただし「ページの要約・アクション抽出・文章整形」という単体ページへの活用は、情報量に関係なく今すぐ使えます。まず「プロンプト②のワンクリック整理」から試してみてください |
| Notion AIを解約してChatGPTだけにすべき? | Notionを日常的に使っていて議事録・メモ・アイデアを蓄積している場合は、解約せずに「Notionの情報を使う場面はNotionAI、外部情報はChatGPT」という使い分けを試してみてください。「使い分けの場面が見つかった」という体験ができれば、その分の費用は回収できます |
Notion AIを「今日から活用する」3ステップ
ステップ1:今日——Notionにある一番長いページでプロンプト②の「ワンクリック要約」を試す
Notionを開いて、一番長くなっているページ(議事録・プロジェクトメモ・アイデアノートなど)を開きましょう。テキスト全体を選択して「AIを使う」ボタンをクリックして「要約して」と指示してみてください。ChatGPTへのコピペなしで整理されるという体験が、Notion AIの価値を一発で教えてくれます。
ステップ2:今週——Ask機能で「自分のNotionを横断検索」してみる
Notionの検索バーまたはページ内のAsk機能を開いて、プロンプト①の例を参考に「過去の〇〇に関するメモをまとめて」と聞いてみましょう。自分が過去に書いた情報をAIが横断して返答してくる体験が、「なるほど、これはChatGPTにはできない」という気づきになります。
ステップ3:習慣として——「Notion内の情報を使う→Notion AI、外部情報が必要→ChatGPT」という分岐を意識する
「今自分が知りたいのは自分のNotionにある情報か・それとも外の世界の情報か」という問いを毎回意識しましょう。Notion内の情報→Notion AI、外部の最新情報→ChatGPT・Perplexity。この分岐が自然にできるようになると、両方のAIが最大限に活きる状態になります。
Notion AIとChatGPTが使い分けられると、こんな変化があります
①「Notionが死蔵にならない」——蓄積が活きる
数年かけて溜めた議事録・読書メモ・アイデアが「検索できるアーカイブ」から「話しかけられるアシスタント」に変わります。蓄積が多いほど恩恵が大きいです。
②会議後の議事録整理がワンクリックで終わる
議事録ページを選択→「要約して」→「アクション抽出して」という2ステップが会議後10分以内に完結します。ChatGPTへのコピペという手間がなくなるだけで、作業時間が大幅に変わります。
③「自分が何を考えてきたか」が見えるようになる
横断検索で「過去1年間で自分が繰り返し考えてきたテーマ」が浮かび上がります。自分の思考パターン・興味の変化・未完成のアイデアが発見できます。
④ツールの役割が明確になって「AIを使う時間」が効率化する
「これはNotionAI・これはChatGPT・これはPerplexity」という場面ごとの判断が速くなります。ツールの役割が明確になると、どれを開くか迷う時間がなくなります。
この記事のまとめ
・Notion AIとChatGPTは代替ではなく補完関係。「Notionの中の情報→Notion AI、外部情報→ChatGPT」という使い分けが正解
・Notion AIの最大の強みは「自分が蓄積した議事録・読書メモ・アイデアを横断検索・要約できること」。これはChatGPTにはできない
・既存のNotionページを選択してワンクリックで要約・アクション抽出ができる。会議後の議事録整理が10分以内に完結する
・Notion AIの価値は蓄積している情報量に比例する。使い始めたばかり・情報量が少ない場合は、まずワンクリック整理機能から試す
・「自分の知識資産(Notion)×世界の情報(ChatGPT等)」を組み合わせることで、どちらか一方より強い情報活用ができる
今日やること:Notionを開いて一番長いページ(議事録・プロジェクトメモ)のテキストを選択して、Notion AIの「要約して」を一度試してみましょう。コピペなしで整理される体験が、Notion AIの使い道を教えてくれます。


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